当院の栄養科は『適切な栄養管理の実践と安全で患者さまに満足して頂けるお食事の提供』を理念に掲げ、隣接しているセントラルキッチンのスタッフと共に入院患者さまのお食事の提供及び栄養管理、入院・外来患者さまの食事相談などを行っております。
当院の給食はセンター方式を導入しており、セントラルキッチンにて献立作成~調理(一部除く)を担当し、病院の厨房ではサテライトキッチンとして炊飯や一部の調理、再加熱、盛り付けなどの業務や配下膳、洗浄業務を担当しております。
病棟への配膳は温冷配膳車を使用しており、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たい状態で召し上がって頂けるよう心がけております。
また選択メニューの実施や年間を通じて旬の食材を取り入れた行事食を月1回実施しております。食事嗜好調査は年4回実施しており、お食事に関するご意見やご要望を伺い、より良いお食事が提供出来るよう努めております。
月1回の行事食では旬の食材を取り入れ、季節の移ろいを感じていただけるお食事をご提供させていただきます。
お花見弁当
七夕
紅葉
入院患者さまの栄養状態を、身体計測値や検査データ、食事摂取量や食事・栄養摂取に関わる状況の変化などから管理栄養士が定期的に評価し、栄養管理計画を立てております。
食事療法を行っている患者さまには、入院時にお食事の内容についてベッドサイドにて説明を行っております。
また当院では平成18年4月よりNST(栄養サポートチーム)が活動しており、低栄養リスクのスクリーニングやNST回診・ミーティングを週1回定期的に行い、褥瘡(じょくそう)や摂食嚥下機能低下のある患者さまや低栄養状態の患者さまに対して、より早く栄養サポートが行えるようスタッフ一同取り組んでおります。
Nutrition Support Team:栄養サポートチーム
の略で、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・リハビリスタッフ(言語聴覚士・作業療法士・理学療法士)などの多職種のスタッフが連携し、低栄養患者さまの栄養状態の改善ほか、栄養摂取に関する様々な問題の改善に取り組むチームのことです。
当院は平成20年6月、第4回日本静脈経腸栄養学会のNST稼動施設として認定を受けました。
当院では入院中及び外来の患者さまを対象に、管理栄養士による栄養相談を行っております。
生活習慣病などの慢性疾患を中心に、様々な疾患に対し以下の時間帯にて実施しておりますので、お気軽にお問合わせください。
なお、栄養相談には医師の指示箋が必要となりますので、事前に診察を受けられてからのご予約となります。まずは主治医にご相談ください。
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栄養相談対象の疾患名
糖尿病(境界型糖尿病も含む)
高度肥満症(肥満度+70%以上またはBMI30以上)
脂質異常症(LDLコレステロール140mg/dl以上、またはHDLコレステロール40mg/dl以下、または中性脂肪150mg/dl以上)
痛風(血清尿酸値7mg/dl以上)
高血圧症・心臓疾患
腎疾患(慢性腎不全及び透析期)
肝疾患(肝不全及び慢性肝炎等)
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・クローン病・潰瘍性大腸炎・消化管手術後
鉄欠乏性貧血(血中ヘモグロビン濃度10g/dl以下)
膵疾患及び胆石症等
がん
摂食嚥下機能低下
低栄養
その他、お食事のことでのお悩みがございましたら、栄養科までお気軽にご相談ください。