2011年
マンモグラフィ検診施設画像認定を取得
2015年
フィルムレス化を行い、モニター診断を開始
2017年
ソフトコピーによる認定を取得
2019年2月
撮影室リニューアル
装置入替
トモシンセシス対応
2019年2月装置の入替を行いました。
入替に伴い撮影室もリニューアルしております。
装置の特徴として、トモシンセシス(3D)機能に対応した装置を導入いたしました。トモシンセシスは厚みのある乳房を1mmの厚さで画像を作成することが可能となり、より詳細に乳腺を観察することができます。
マンモグラフィ撮影はすべて女性技師が担当しています。
質の高い画像を提供できるように、撮影技師は検診マンモグラフィ撮影認定を取得しています。また認定NPO法人乳房研究会のピンクリボンアドバイザーの資格を取得し、乳がんの早期発見のための啓発活動を行っています。
マンモグラフィ検査は、触ってもわからないような早期の乳がん、しこりを作らない乳がん、非常に細かい石灰化をみつけることを得意としています。
視触診や超音波検査を合わせて行うことで、乳がんを早期に発見することが可能になります。
乳がんは早期に発見して治療を行う事で高い確率で治癒することができる病気です。
Q:どんなふうに撮影するの?
A:撮影装置の前に立って、左右の乳房を片側ずつ台の上に乗せ、圧迫板という板で乳房を押さえるようにして写真を撮ります。通常、方向を変えて片側につき2回の撮影を行います。検査にかかる時間は、更衣から撮影終了まで含めて10分程度です。
Q:どうして圧迫するの?
A:乳房には厚みがあり、そのまま撮影すると乳腺や脂肪、血管などの重なりで、実際に腫瘍があっても写し出されないことがあります。ですので、圧迫しながら薄く均等に広げることにより、良い画像を得ることが重用なのです。また、厚みが減ることで、より少ない放射線で鮮明な写真が撮れるようになり、被曝を少なくする効果もあります。
やや強めに押さえるため痛みを伴う場合もありますが、伊奈病院では撮影技術の講習を受講した技師が撮影いたしますので、ご安心ください。
Q:放射線の被曝は大丈夫?
A:マンモグラフィはX線検査なので放射線被曝がありますが、乳房だけの部分的なもので、骨髄などへの影響はなく白血病などが発生する危険はありません。また、線量もごくごくわずかなものです。よく例えられるものとして、「1回の撮影で受ける放射線の量は、東京からサンフランシスコへ飛行機で往復するときに浴びる自然放射線よりも少ない。」という話があります。マンモグラフィ検査による危険性はほとんどないと思っていいでしょう。それより、撮影によって早期乳がんが発見できることのメリットの方がはるかに大きいのです。