骨粗しょう症の3つの特徴
骨折しやすい部位がある
骨粗しょう症で多い骨折は、
- あしの付け根の骨折(大腿骨近位部骨折 だいたいこつきんいぶこっせつ)
- 背骨の骨折(脊椎圧迫骨折 せきついあっぱくこっせつ)
- 肩の骨折(上腕骨近位部骨折 じょうわんこつきんいぶこっせつ)
- 手くびの骨折(橈骨遠位端骨折 とうこつえんいたんこっせつ)
などです。
【あしの付け根】

【背骨】

【肩】

【手首】

骨折後は、再び骨折を起こすことが多い
骨折を起こすということはそれだけ骨が弱くなっていて、次の骨折を起こしやすい状態と言えます。また、骨折を起こすとしばらく十分に動けないため、骨がさらに弱くなって、筋肉が衰えて転倒しやすくなります。
そのため、あしの付け根の骨折のあとに反対側の骨折を起こす確率は6倍に増え、背骨の骨折があると次の背骨の骨折を起こす確率が約3倍に増えることがわかっています。
習慣的な運動と適切な栄養摂取、そして骨の薬を続けることで、骨折しにくくなる
骨粗しょう症の薬は、骨折する確率を半分に減らすことがわかっています。また、骨や筋肉に良い栄養素を十分にとることも大切ですし、運動を続けることによって骨や筋肉が強くなり、転びにくくなる効果も得られます。骨粗しょう症のことを良く知って、骨折を予防しましょう。
骨を強くするキーワードは、薬・運動・栄養 です。