転倒予防のポイント
01足腰が弱っていると転びやすい
転びやすさの大きな原因は、筋力やバランス感覚が弱くなることです。今までつまずいたり転んだりしたことのなかった場所で転倒してしまうのは筋力が低下しているからです。高齢になるにつれ、元気なように見えても、筋力やバランス感覚は日々低下していくものです。 筋力の低下はご自身では気づかないくらい少しずつ進みます。そのため、普通に歩いているつもりでも、実際は思いのほか足が上がらず、転倒してしまいます。
02転びやすくなる原因に気をつける
手足の麻痺やパーキンソンなどの神経の病気、不整脈や低血圧などの循環器の病気、視力や聴力の低下などは転びやすさの原因になります。 また、睡眠導入剤や安定剤を使いすぎると転びやすくなります。ただ、睡眠不足も転倒の原因になるので、眠れないのを我慢することも良くありません。
03転ぶきっかけに気をつける
転ぶきっかけは家の中にいたる所に潜んでいます。例えば…
- 廊下などの段差
- 不安定な履物(スリッパやサンダル)
- じゅうたんのめくれ上がり
- 電気器具のコード
- 暗い照明
- 階段
床の上や廊下のつまずきそうな物は、気が付いた時に片づけましょう!
04その他、生活の注意点
- 階段や廊下にセンサーライトを付ける
- 玄関の段差、トイレ、お風呂場などに手すりを付ける
- 風呂場に滑り止めマットやシャワーチェアを使う
- 布団よりベッド、畳よりも椅子の生活に変える
- 自転車での転倒に十分気をつける。または自転車の使用は控える