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伊奈病院について

日本脆弱性骨折ネットワーク(FFN)構築に関する研究

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整形外科で大腿骨近位部骨折の治療を受けられる患者さんへ

日本脆弱性骨折ネットワーク症例登録について

脆弱性骨折ネットワーク(Fragility Fracture Network:FFN)という国際組織の日本支部である日本脆弱性骨折ネットワーク(FFNJ)では、厚生労働省の指導の下に大腿骨近位部骨折(高齢者に多い股関節の骨折)の全国規模のデータベースを構築しています。

当院整形外科においても、概ねすべての大腿骨近位部骨折症例について手術を受ける方の診療情報の一部を匿名化して日本脆弱性骨折ネットワークに登録しています。これによる皆さんの負担は一切ありません。また、皆さんのプライバシーの保護については法令等を遵守します。

当院で大腿骨近位部骨折の治療を受ける方で、こうした情報の登録を望まれない場合には、担当医師にご相談ください。

1. 症例登録の目的と意義

このデータベースの目的は、大腿骨近位部骨折の地域、病院間、さらに国際的な比較を行い、我が国の治療の特色や課題について検討を行い、その結果に基づいてガイドラインを反映させた体系的治療を提案することです。その結果、大腿骨近位部骨折を含む脆弱性骨折の発生減少や高齢者の日常生活動作レベルの維持・改善を目指します。

2. 症例登録の方法

1)登録対象者

伊奈病院に入院した大腿骨近位部骨折患者
登録機関が、2023年2月1日から2033年3月31日までの10年間を予定しています。

2)症例登録の方法

登録される情報はすべて匿名化されて日本脆弱性骨折ネットワークに登録されます。登録情報は、年齢、性別、受傷前の状況、骨折前の状況、手術に関する情報、入院期間、退院時の状況などで、すべて通常の診療で記録されている情報です。以上に加えて、退院後(入院日から30日目、120日目、365日目)の生存の有無、活動性(歩行の可否、使用の有無、外出の可否、歩行補助具介護の有無)、再入院の有無、再手術の有無と種類、術後骨折の有無、住居、骨粗鬆症治療の有無などの情報も登録の必要があり、退院後に電話などでご本人やご家族にお聞きしますので、ご了承ください。

3)成果の取扱い

大腿骨近位部骨折などの骨粗鬆症関連の骨折を予防したり、予後を改善したりするための全国規模のデータベース構築を目的として、日本脆弱性骨折ネットワークの厳重な管理の基、適切に取り扱います。

4)問い合わせ・連絡先

この研究についてご質問等ございましたら、下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、あなたの情報が研究に使用されることについてご了承いただけない場合には、下記にお申し出ください。情報の使用を断られても患者さんに何ら不利益が生じることはありません。なお、研究参加拒否の申出が、既に解析を開始又は結果公表等の後となり、当該措置を講じることが困難な場合もあり、その際にはご説明申し上げます。何卒ご理解いただけますようお願いいたします。

問い合わせ・連絡先

伊奈病院 048-721-3692 (代表) 伊奈病院 整形外科 登録責任医師 石橋英明(整形外科 副院長) *他の医師、病院職員がお答えする場合もあります。