新入職員を育成する組織の体制(リハビリテーション技術科)
リハビリテーション技術科全体で新入職員を育成する体制
新入職員の研修を効果的に進めていくためには、科全体として育成していく意識を高めることが重要であると考えております。そのためには職場スタッフ全体が新入職員を育成する目標や方針を把握するとともに、各担当者が担うべき役割を明確にする必要があります。
当院の教育体制として、統括に育成管理責任者を立て、それぞれグループのリーダーと共に、育成リーダーを配置しています。(1G:整形外科班、2G:内部障害・脳外科班)
また、一人一人に対し、近い世代の相談係を配置することで、より相談しやすい環境づくりをしています。
そのため、チーム全体の支援型だけでなく、育成リーダーおよび相談係との関わりを身近に配置した、ハイブリッド型の対応で新入職員を支援していく体制をつくっています。
新人職員を育成する組織体制

充実した勉強会制度
新入職員向けの勉強会を月に1~2回実施しています。内容としては整形外科疾患の当院プロトコールに準じたリハビリテーションの進め方や内部障害を含めたリスク管理・病態の理解につながる勉強会です。また、多職種連携での退院支援や介護保険分野についてのサービスの理解など、多岐にわたる内容を行っています。
また年に2回の症例検討会や客観的臨床能力試験(OSCE)を用いることで、より臨床での問題点をスタッフ全体で共有し、改善方法を検討しています。患者様により良いリハビリテーションを提供できるような育成計画を立てています。
勉強会風景




新入職員のリアルな声

膝や股関節疾患だけでなく、脊椎・肩・上肢・足部と様々な疾患の方のリハビリに関わることができて大変貴重な経験ができました。
入職1年目 整形班 男性PT
先輩方に悩みをすぐに聞きやすい環境で、働きやすい職場だと思いました。様々な疾患に関われることができ、機能訓練だけでなく、精神賦活につながるアクティビティを通して、患者様の笑顔を引き出せた時に喜びを感じます。
入職1年目 内部・脳外科班 女性OT


1年間とても忙しかったですが、やりがいや成長を実感できる1年間でした。療養病棟でベッド上生活の患者様に対しても日々の楽しみにつながるアプローチを工夫して取り組みました。
入職1年目 内部・脳外科班 男性PT