「資格がなくても医療現場で働ける!欲しいのは資格よりも意欲」
伊奈病院では異業種からの転職や、働きながら介護福祉士の資格を取得し、活躍している職員もいます。
今回は、伊奈病院の看護補助者2名にインタビューしました。

Q1.伊奈病院を選んだ理由は何ですか。
息子の同級生のママ友が伊奈病院で働いていて、誘ってもらったのがきっかけです。
こちらでお世話になる前に福利厚生や有給、どのような仕事内容なのか、どのような仲間がいるのかなど転職する前に不安に感じていることを1つ1つ教えてもらい、何かあれば必ずフォローするからと言われて一緒に頑張ってみようと思い、伊奈病院に入職しました。
Q2.以前はどのような仕事の経験がありますか。
パン屋やホームセンター、宅配業などで働いていました。
Q3.未経験から、なぜ看護補助者の仕事を選んだのでしょうか。

元々、人と関わるのが好きなのもありますが、祖母を看取ったのも理由かと思います。
今なら認知症だったのだと分かりますが、当時は「物を盗まれた」や「色々な物をしまいこむ」「お金がなくなった」などいくら説明しても全く理解してくれず、家族中がイライラしていました。あまり動けない中、トイレに行こうとして転倒し大腿骨を骨折、その後3ヶ月位で亡くなりました。今思えば、祖母本人も不安で心配で辛かったと思います。その時、私に認知症の知識があれば…トイレ誘導のスキルがあれば…もう少し家族も祖母本人も、楽しくイライラしないで生活出来たのではないかと思います。少しでも認知症やケガをしている患者様が安心して楽しく生活できればと思い、生活の手助けが出来る看護補助者を選びました。
Q4.看護補助・介護福祉の仕事について、前職時代から成長したな・変わったなと思うことはありますか。
入職後3年間は特に資格も持っていなかったので、先輩方に教わり言われたことをこなす気持ちが強かったと思います。その後、介護福祉士の資格を取得してからは、どのようにしたら患者様が少しでも快適に病院での生活を送ることができるのかを自分で考え、患者様と関わることができるようになったと思います。
この仕事につくまでは、要領の良い方法を考え、自分が早く動けば患者様を待たせずに済むと思っていました。しかし、今では時間をかけてでも患者様が楽しく、安全で気持ちよく過ごせることを最優先に考えて行動できるようになりました。
Q5.実際に入職してみて、当院の教育体制はどうでしたか。
全く何もわからないところからのスタートでしたが、看護補助者用のラダーに沿って入職当時に出来る事、出来ない事、分かる事、分からない事など半年や1年と常にチェック項目として明記してあったので、自分の成長を実感することができました。また、充実感もあり「次までにこの項目を出来るようになろう」と、目標を持つことも出来ました。項目も細かく分かれていたので、仕事に行き詰まることもなく、常に目標に向かって頑張れたと思います。
また、他の仲間もその項目を確認する事が出来たので、無理な仕事を依頼されることもなく自分が出来る範囲内の仕事が依頼されるので、未経験でも安心して働けることが出来ました。
Q6.看護補助者として働きながら、介護福祉士の資格を取得するにあたり、大変なことはありましたか。
介護福祉士の資格を取るために、働きながら学校へ行くにも時間と休みもないため諦めていました。しかし、研修支援制度を利用する事を上司から提案され、その制度を利用すると休みだけではなく勤務扱いとして参加できることを知りました。
実際に参加してみると実習にテストや課題もあり、とても大変でした。それでも休みは休みとして自分の勉強時間に使うことが出来るので、研修についていけないこともなく何よりも同じ職場に沢山の介護福祉士の先輩方が在籍していたので、分からない事をきけたり、アドバイスをもらうことが出来てとても心強かったです。また、勤務扱いで研修に参加することで、実際に病院で働く人には負担をかけてしまったと思いましたが、皆からは「資格を持っていたほうが良いから参加して来るべき」と逆に背中を押してもらえたので、本当にありがたかったです。
Q7.仕事のやりがいや嬉しかったエピソードを教えてください。
この仕事を始めてから、まだ7年目なのでまだまだ分からない事や先輩方に教えてもらう事も多いです。色々な仕事や業務が重なり、上手く回らない時、私は逆に、自分に課せられたミッションとして、楽しむことにしています。忙しいとどうしても、イライラしたり、患者様にもその焦りが伝わったりもしますが、楽しむことで、心に余裕が出来、笑顔になれると思うからです。
私が患者様を介助している時、患者様に「いつも笑顔で、声を聞くだけで元気になるのよね」と言って頂けた時があります。何気ない会話の中でしたが、とても嬉しかったので覚えています。笑顔を向けられて、嫌な気持ちにはならないし、笑顔でいれば、自分自身も気持ちよく仕事をこなすことが出来ると思います。この仕事に就いて、改めて他人の笑顔で自分も笑顔になれることを実感しています。自分のスキルアップも出来るし、患者様も笑顔にすることが出来る、それが私にとってのやりがいであり、これからも頑張っていける糧だと思います。


Q1.伊奈病院を選んだ理由は何ですか?
まだ漠然と転職を考えていた時に、職場見学の話を頂きました。実際に見学した時に職場の雰囲気の良さを感じました。
また、研修制度などの説明も丁寧にして頂き、転職の意図なども親身に聞いて下さいました。話をしている中で「ここならまだ自分も成長出来るのかな?」と思い選びました。

Q2.実際に入職してみて、職場の雰囲気はどうですか。
とても良いです。
職種関係なくコミュニケーションも取れていますし、みんなとても親切です。
こちらの不安なども先読みして、聞く前に教えてくれたり、常に声掛けもしてくれます。
転職して良かったと思っています。
Q3.介護施設と病院で、介護福祉士業務の違いは何かありましたか

介助に関しては特に違いはないかと思います。
ただ病院なので、介護施設にはない医療的な補助業務が組み込まれています。
初めて見る機材だったり分からないことがあっても、看護師さんが一緒なので安心です。
Q4.病院の介護福祉士としての仕事のやりがいや嬉しかったエピソードを教えてください
介護福祉士としては、これから研修等に参加してそれを還元出来るように頑張りたいと思っています。
嬉しかった事は、患者さんに名前を覚えて貰えて世間話が出来たり、ありきたりですがやはり『ありがとう』の言葉が1番嬉しいです。
Q5.今後のキャリアアップの目標はありますか
積極的に研修に参加し、知識や技術を身につけて行きたいと思います。
直近では、外国人技能実習生の指導員の研修があるのでしっかりと勉強したいと思います。
Q6.これから入職を考えられている方へメッセージをお願いします。
以前は仕事に行くのが憂鬱な日がほとんどでしたが、今は毎日が楽しくなりました。
介護福祉、補助者は離職率も少なく長く務めている方が多いので何でも教えてくれます。
本当にみんな優しくて楽しくて、さらにキャリアアップも目指せる職場なので「一緒に頑張りたい!」と思う方是非お待ちしています。
