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伊奈病院について

伊奈病院 病院指標

2024年度(令和6年度)伊奈病院 病院情報の公表

DPC対象病院が、厚労省で決められた同じ条件で算出している「指標」です。

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 63 45 69 110 291 267 587 619 197

令和6年度に一般(急性期)病棟を退院した患者さまが対象となっています。入院時年齢を10歳刻みで表示しており、上限を90歳以上としています。様々な年齢層の患者様が入院されていますが、高齢になるほど入院になることが多いため、70歳代587名(26.1%)・80歳代619名(27.5%)が多く、合わせて1,206名(53.6%)となっています。令和5年度は1,959名の患者さまが退院されており、前年と比べると289名と増加しました。整形外科医師が増え、それに伴い当院での手術も多くなり10歳代の患者さんも増えてきています。

  • 10症例未満は(-)で表示しています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む) 人工関節置換術等 152 26.24 21.38 0.66% 75.70 pdf_02.pdf
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工関節置換術等 117 32.91 25.29 20.51% 82.74 pdf_14.pdf
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む) 人工関節置換術等 70 22.21 18.76 0.00% 68.29 pdf_01.pdf
160760xx01xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術等 46 11.67 5.95 0.00% 68.37
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む) 骨移植術等 46 13.39 12.71 0.00% 35.41

当院の整形外科の入院症例が多い疾患は膝関節症、大腿骨骨折、股関節症、前腕の骨折、肘の外傷、膝の外傷です。中でも、膝関節症や大腿骨の骨折はご高齢の方に多く、手術と並行して骨粗鬆症の治療として薬物療法や食事療法、運動療法も行っております。継続的なリハビリテーションの必要がある方などは、回復期リハビリテーション病院へ転院され、治療を継続する方もいらっしゃいます。肘・膝の外傷はスポーツによる怪我が多く、術後や退院後の通院でリハビリテーションを受けて頂き、回復を目指しております。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術等 69 2.13 2.57 0.00% 61.88 pdf_11.pdf
0400802499x0xx 肺炎等 75歳以上 手術なし 処置2なし 53 28.70 16.40 7.55% 85.40
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 45 31.29 13.66 8.89% 82.69
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 37 28.24 20.78 10.81% 86.59
050130xx9900x0 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 転院以外 30 32.70 17.33 10.00% 85.03

当院の内科では内視鏡を用いた大腸ポリープ粘膜切除術を受ける患者さまが多く、標準治療計画(クリニカルパス)を基に、通常1泊2日の入院治療を行っております。入院中の治療の流れがご覧いただけますので、詳細は患者用パスをご確認ください。高齢の患者さまが多い疾患として肺炎、誤嚥性肺炎があります。誤嚥性肺炎とは物を飲み込む働き(嚥下機能)の低下等により繰り返し発症する恐れがあるため、抗生剤投与などで炎症を抑えながら口腔ケアや嚥下訓練、食形態の工夫なども並行していきます。医療ソーシャルワーカーと共に退院後も患者様が安心して生活できるよう退院支援を行っております。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア 15歳以上 鼠径ヘルニア手術等 68 6.41 4.54 0.00% 71.34 pdf_10.pdf
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 31 9.58 5.99 0.00% 62.68 pdf_06.pdf
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わない等 30 6.37 5.32 0.00% 43.93 pdf_03.pdf
pdf_04.pdf
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 20 10.80 9.08 10.00% 77.90
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない) 18 8.44 5.50 0.00% 66.67 pdf_12.pdf

当院の外科に多い疾患症例では、転院率が少ない特徴があります。疾患や手術による標準治療計画(クリニカルパス)を多く運用しているため、事前に治療の目的や目標が医療スタッフと共有でき、入院前から退院時期の目安までイメージすることができます。鼠径ヘルニア・虫垂炎・胆のう炎は、従来の開腹手術と比べ傷が目立たず、回復が早いとされる腹腔鏡下手術を積極的に行っております。5つ目に多い乳がんは術後の必要に応じて化学療法・内分泌療法を行い、経過をみていきます。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし エダラボン 副傷病なし 39 19.13 16.89 7.69% 73.00
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 11 5.27 4.67 0.00% 70.36
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - - - -
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - - - -
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - - - -

脳梗塞とは脳の血管の一部が詰まり、その先にある脳細胞に十分な血流が行かず、脳細胞がダメージをうけた状態の事を言います。血管の詰まり方によって、脳梗塞は大きく3つのタイプに分類されます。首や脳の比較的太い動脈にたまったアテロームのせいで、動脈が細くなったり詰まったりするアテローム血栓性脳梗塞、脳の細い血管が詰まることにより小さな脳梗塞が出来るラクナ梗塞、心房細動という不整脈が原因とされ心臓の中にできた血栓が脳の血管に運ばれ、血管が詰まってしまう心原性脳塞栓があります。

前庭機能障害は、めまいやバランスの問題を引き起こす状態です。主な原因には、前庭神経炎(内耳から脳への情報伝達が障害される)や加齢による前庭機能の低下が含まれます。高齢者では、前庭神経の変性や血流の低下が影響し、生活の質に大きな影響を与えることがあります。

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  • 小数点第3位を四捨五入しています。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 29 2.00 2.49 0.00% 74.79 pdf_13.pdf
020130xxxxxxxx 後部・汎ぶどう膜炎 - - - - -

当院の眼科では白内障手術の患者さまがいらっしゃいます。白内障のごく初期は点眼薬で進行を遅らせることができる場合もありますが、治癒させることはできません。進行した白内障に対しては、濁った水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを埋め込む方法が一般的に行われます。手術は局所麻酔で行われ、痛みはほとんどありません。標準治療計画(クリニカルパス)を元に1泊2日の入院で治療を進めます。入院の流れ詳細は、患者用パスをご確認ください。

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  • 小数点第3位を四捨五入しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - 1 8
大腸癌 - - - - - - 1 8
乳癌 13 11 - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -
  • 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

初発:自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合

再発:自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者さまを診療した場合、また治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合

5大癌とは、胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんを指します。病期とは、癌の進行程度、拡がりを示すもので、T: 原発巣の拡がり、N: 所属リンパ節転移の有無と拡がり、M: 遠隔転移の有無で分類されます。これをもとに各stageに分かれます。stage1(初期)からstage4(末期)の4段階で表しています。

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成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 48 23.81 78.56
重症 13 40.23 87.69
超重症 - - -
不明 - - -

市中肺炎とは病院や介護施設とは関係のない場所で感染が起こったタイプの肺炎の事です。令和6年度においては中等症の患者さまが多い結果となりました。

重症度の分類はA-DROPスコアを用いており、以下で判定されます。

1.男性≧70歳、女性≧75歳 
2.BUN≧21または脱水 
3.酸素飽和度≦90%
4.意識障害あり(肺炎に由来する) 
5.収縮期血圧≦90mmHg
軽症:0点 中等症:1~2点 重症:3点 超重症:4~5点 ショックがある場合は点数に関わらず該当 不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合

  • 10症例未満は(-)で表示しています。
  • 小数点第3位を四捨五入しています。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 43 21.65 74.09 6.00%
その他 - - - -

脳梗塞が発症した場合、3日以内の早期対応が非常に重要です。発症後4~5時間以内に治療を行うことで、脳細胞の損傷を最小限に抑えることが可能です。具体的には、エダラボン投与が効果的で血液の固まりができることにより起こる手足の麻痺やしびれなどの症状を改善するお薬です。また脳の血液の流れが悪いために増える有害物質を取り除く働きがあります。発症から3時間以内であれば、血管の再開通が可能で、機能障害を最小限に抑えることができます。

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  • 小数点第3位を四捨五入しています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(膝) 等 222 1.42 22.73 0.45% 73.24 pdf_02.pdf
K0811 人工骨頭挿入術(股) 76 3.39 27.95 18.42% 80.92
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 73 2.75 27.64 16.44% 80.38 pdf_14.pdf
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 73 1.89 15.26 1.37% 63.89
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 47 1.87 16.83 0.00% 73.83 pdf_07.pdf

人工骨頭挿入術とは軟骨が擦り減った関節部に金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工の関節で入れ替える手術です。

骨折観血的手術とは、ギプス固定では治療が困難な複雑な骨折や重度の骨折に対して行われる外科的手術です。
骨折部位を切開し、骨を正常な位置に戻した後、チタンプレートやワイヤーで固定します。

脊椎固定術と椎弓切除術は同時に施行する事が多く、脊椎圧迫骨折や脊柱管狭窄症や脊椎すべり症等の症状に対処した術式です。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 65 1.15 4.28 0.00% 71.31 pdf_05.pdf
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 47 3.06 6.81 0.00% 60.94 pdf_06.pdf
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 30 0.83 4.53 0.00% 43.93 pdf_04.pdf
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 18 1.17 6.28 0.00% 66.67 pdf_12.pdf
K7434 痔核手術(脱肛を含む)(根治手術(硬化療法を伴わない)) 10 1.80 4.60 0.00% 68.60 pdf_08.pdf

外科の主な手術は良性疾患ではヘルニア・胆嚢炎・虫垂炎・痔核、悪性疾患では乳がんがあります。胆のう炎・鼠径ヘルニア・虫垂炎は、従来の開腹手術と比べ傷が目立たず、回復が早いとされる腹腔鏡下手術を積極的に行っております。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 67 0.09 1.01 0.00% 62.27 pdf_11.pdf
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) - - - - -

当院の内科では内視鏡を用いた大腸ポリープ粘膜切除術を受ける患者さまが多く、標準治療計画(クリニカルパス)を基に、通常1泊2日の入院治療を行っております。入院中の治療の流れがご覧いただけますので、詳細は患者用パスをご確認ください。癌が疑われるポリープや大きいポリープを切除するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の手術も行っております。

  • 10症例未満は(-)で表示しています。
  • 小数点第3位を四捨五入しています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 28 0.00 1.00 0.00% 74.75 pdf_13.pdf
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) - - - - -

眼科では白内障に対して、混濁した水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入する水晶体再建術を行っております。標準治療計画(クリニカルパス)は、入院日に手術実施し、翌日に診察後退院するスケジュールになっています。両眼白内障の患者さまは2回の入院に分けて、片眼ずつ手術を行っております。

  • 10症例未満は(-)で表示しています。
  • 小数点第3位を四捨五入しています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

入院契機(入院のきっかけとなった)病名と、主に治療の対象となった病名が同一かどうかで示した指標ですが、当院では該当する症例が少数のため、(-)と表記しています。

播種性血管内凝固症候群:重症基礎疾患のため、血管内に血栓(血の塊)が散らばってしまう病態
敗血症:感染症により生命を脅かす臓器障害が引き起こされる状態
真菌感染症:真菌(カビ)に起因する感染症
手術・処置等の合併症:手術創の感染や人工関節の脱臼・ゆるみなど

  • 10症例未満は(-)で表示しています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
701 696 99.29%

肺血栓塞栓症とは、肺の動脈に血液の塊である血栓が詰まる病気で、エコノミークラス症候群として知られています。予防方法には、血液をサラサラにする薬の服用や、血行を促進させる装置の使用などがあります。当院では下肢を強く圧迫することで肺血栓塞栓症を防ぐ、弾性ストッキングの使用を積極的に採用しております。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) 血液培養2セット実施率
254 215 84.65%

血液培養とは、血液中に細菌が存在するかどうかを確認し、発熱などの原因を探す検査のことです。血液培養を2セット実施することでより精度の高い結果を得ることが可能です。そのため、過剰な医療の提供や誤った診断を防ぐことができます。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
172 144 83.72%

全て広域スペクトル抗菌薬とは、多くの異なる細菌に対して効果を持つ抗生物質のことを指します。これらの抗菌薬は、特定の細菌に限らず、広範囲の病原菌に対して効果を示すため、感染症の治療において重要な役割を果たします。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

転倒・転落発生率

退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) 退院患者に発生した転倒・転落件数(分子) 転倒・転落発生率
54,240 185 3.41%

入院中の患者の転倒やベッドからの転落の原因は、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) 退院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数(分子) 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
- - -

転倒転落の中でもレベルがあります。3bとは損傷レベル分類では重度とし手術、ギプス、牽引、骨折を招いた・必要なかった神経損傷・身体内部の損傷のため診察が必要になった患者さまを指します。患者さまの配慮と共に注意を呼びかけ、未然防止に努めております。

  • 10症例未満は(-)で表示しています。
  • 小数点第3位を四捨五入しています。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母) 分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数(分子) 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
1,156 1,151 99.57%

予防的抗菌薬投与が手術1時間前に行われる必要があるのには、手術部位感染(SSI)が発生すると入院期間の延長や入院医療費が優位に増大してしまうからです。SSIを予防する対策の1つとして、手術前後の抗菌薬投与があり、手術開始から終了後2~3時間まで血中及び組織中の抗菌薬濃度を適切に保つことで、SSIを予防できる可能性が高くなります。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

退院患者の在院日数の総和もしくは除外条件に該当する患者を除いた入院患者延べ数(分母) 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡)の発生患者数(分子) d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
60,163 39 0.06%

褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。一般的に「床ずれ」ともいわれています。患者さまの中には入院される前から褥瘡が発生している方もいらっしゃいます。そのような患者さんも含め、褥瘡ケアを行っております。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

65歳以上の退院患者数(分母) 分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数(分子) 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
1,470 1,391 94.63%

栄養アセスメントとは管理栄養士を中心とした多職種連携により患者さまの健康状態を評価し、改善を図る事です。低栄養状態、特にタンパク質が不足した状態では易感染性や創傷治癒遅延などの不都合が生じることから栄養不足状態な患者さまを抽出し、適切な処置を行っております。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

身体的拘束の実施率

退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
39,051 1,211 3.10%

身体的拘束とは一時的に患者さんの行動の自由を制限する事です。身体的拘束の三原則である「切迫性」「非代替性」「一時性」は、緊急やむを得ない場合に身体拘束を実施する際の必須要件です。患者さまの負担にならないよう、又治療がスムーズに行えるよう配慮して行っております。

  • 小数点第3位を四捨五入しています。

更新履歴

2025/09/26
令和6年度版 公開