人工透析｜医療法人社団愛友会伊奈病院

私たちの目標

患者さんたちが「より元気に、より楽しく、長生きできる透析」ができること

日々進化していく医学を習得していくことはもちろん、患者さんと家族の方々とも心の通った透析を歩んでいきたいと考えています。

「より元気に、より楽しく、長生きできる透析」のためには、患者さんだけではなく、私たちスタッフの努力が必要と考えています。

設備

ベッド数33床（個室2床含む）　全台オンラインHDF対応
日機装社製　DCS-200Si
患者向け個別ロッカーあり
無料Wi-Fi完備
無料送迎あり
炭酸泉足浴あり

スケジュール

月・水・金

【午前】8：00～　【午後】1：00～　【夕方】なし

火・木・土

【午前】8：00～　【午後】1：00～　【夕方】5：00～

透析看護について

透析中は担当の看護師がお話をお伺いに参ります。

普段の生活をお聞きし、どうすれば透析しながら健康な生活を送ることができるのか一緒に考え、調べながらよりよい選択ができるよう支援いたします。

お困りのことがあればぜひご相談ください。

フットケア

透析患者さんには疾患によって、下肢の血流障害が起こるリスクがあります。当院では月1回以上、足の観察を医師と看護師が協力して行っています。ご自身では気が付きにくい足の病気にいち早く気が付くことができるようになり、早期治療を行うことでご自身の足で歩くことができるようサポートしていきます。

必要な方には毎回の透析時に治療を行っています。

炭酸泉足浴

高濃度（1000ppm）の炭酸ガスをお湯に溶け込ませ、足浴を行うことにより、血行促進効果が高められ、創傷改善や血流増加が期待されます。下肢の血流障害があり、しびれ、冷感、感覚が鈍くなった方、傷の治りにくい方などに効果的です。透析前や透析中に炭酸泉足浴を行い治療しています。

定期検査

年に2回、画像検査や超音波検査などを用いた定期検査を行うことで、自覚症状のない段階での早期の病気を発見し、治療に結びついています。透析になってからも病気の早期発見は重要だと考えています。

食事管理

元気で暮らしていくうえで大切なことは、食事管理にあると考えています。血液透析をしながら元気で楽しく暮らしていくためには、食事を上手にとることがコツです。

腎不全で長い期間厳しい食事制限があった方も、血液透析を始めることで食べることができる種類や量を増やすことができます。毎回の血液透析が楽になるコツや長期で元気に暮らしていくコツを医師、看護師が一緒に考えていきます。

食事と健康は密接につながっています。透析をしながら健康で過ごせることを目指しましょう。

支援の専門家

透析の支援制度などに詳しい専門職（ソーシャルワーカー）や、在宅での介護について詳しい専門職（ケアマネジャー）などが院内にいますので相談することが可能です。また、管理栄養士から栄養指導を受けることも可能です。

透析濾過療法（オンラインHDF）

伊奈病院ではオンラインHDFを前希釈法と後希釈法の両方で行っています。

皮膚のかゆみ、レストレスレッグ症候群、関節の痛み、食欲低下などの改善が期待され、透析中の血圧低下の改善、貧血の改善が報告されています。通常の血液透析だけでは抜けにくい大分子の尿毒症原因物質を取り除くことで改善効果が得られると思われます。

水質管理

オンラインHDF療法を行うにあたり、厳しい水質基準が求められます。当院では臨床工学技士が中心となり定期的な水質検査や各種機械の点検、オーバーホールや部品交換等を実施し、ガイドラインに基づいた透析液の清浄化管理を行っています。

患者さんの安全を確保しつつ、よりよい透析治療が行えるために、日々努力しています。

夜間透析

当院では働く世代の患者さんを応援するため、火木土に夜間透析を行っています。日中はバリバリ働いて、夜に透析を行うことができるため、社会とのつながりを失うことなく充実した透析生活を送ることができます。

伊奈町周辺にお住まいまたは、ご勤務されている方はお問い合わせください。

長時間透析

透析は何時間行えば十分なのでしょうか？

現在は1回4時間で透析を行っている施設がほとんどです。しかし全員が4時間の透析で十分なのでしょうか？それぞれの透析スタイルと、全身状態に合わせた柔軟な透析時間を考慮するべきであると考えています。長時間透析に興味のある方はお問い合わせください。

シャントについて

シャントは良い透析を行うには大変重要であると考えています。毎回の穿刺もよく考えて穿刺していく必要があります。また、長い透析生活にはより大切にシャントを使用していくことが大切です。日々の管理方法の指導やボタンホール法などの穿刺の工夫を行っています。近隣の専門施設にご協力いただきながら急な閉塞にならないよう、よく見て聞いて触って確認していきます。超音波検査も必要時に行っています。