栄養科理念
『安全で患者さまに満足して頂ける食事を提供し、質の高い栄養管理を実施します』
お食事の提供
当院の給食はセントラル方式を導入しており、関連施設であるセントラルキッチンにおいて献立作成・発注・仕込み・調理(一部除く)を行い、当院の厨房(サテライトキッチン)では炊飯や一部の調理・再加熱・盛り付け業務、配膳車の配膳や下膳、食器洗浄などの業務を担当し、衛生的で安全かつ美味しい食事の提供にスタッフ一同努めております。
朝食は8時、昼食は12時、夕食は18時以降に、温冷配膳車を使用し温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たい状態で召し上がっていただけるよう心がけています。
食物アレルギーをお持ちの方や、肉や魚など蛋白源の嗜好、宗教による禁止食材については管理栄養士が個別に聞き取りを行い該当食材を除去した食事を提供しています。また飲み込みにくい、噛む力が弱いなどの問題がある方には、細かく刻みなめらかにした形状やとろみをつけるなど、えん下機能に合わせた形態調整をしています。
お食事に対する改善については、患者さまのベッドサイドへ伺ったときや、定期的に実施している嗜好調査などから、いただいたご要望やご意見をもとに、セントラルキッチンとともに献立や調理の見直しを随時行い、より満足していただけるよう努めています。
また入院中のお食事を少しでも楽しみに召しあがっていただけるよう、旬の食材を取り入れた季節ごとの行事食や郷土料理を毎月提供しています。郷土料理では全国各地の、その土地の雰囲気を感じていただけるよう、工夫をしています。
行事食・郷土食
行事食



郷土食

一例
- 釜揚げしらす丼
- まぐろカツ 野菜添え
- 湘南ゴールドゼリー
入院栄養管理
入院中は患者さまお一人おひとりの食事摂取量や栄養状態を把握し、体格や活動量、治療内容などに応じた栄養管理を行っています。
また定期的に食事摂取量や栄養状態を評価し、食べられる量が少ない、えん下機能や栄養状態が低下しているなど、食事や栄養面においての介入が必要と判断した場合には、多職種(医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフ・臨床検査技師など)で構成しているNST(栄養サポートチーム)が関わり、栄養状態の改善を目指して取り組んでいます。
チーム活動
NST(栄養サポートチーム)では多職種のメンバーで毎週回診およびミーティングを実施しています。管理栄養士は看護師と連携をして定期的に栄養評価と低栄養リスク者の抽出を行い、より早くに栄養サポートができるような体制をとっています。食事がすすまない方に対しては看護師や言語聴覚士と食事場面の観察をして食事環境や食事内容の調整を行っています。
そのほか、褥瘡対策チーム、骨粗鬆症リエゾンサービスチーム、認知症ケアチームなどのチーム医療に参加し、食事や栄養の面から入院患者さまを支援しています。
入院・外来栄養食事指導
医師の指示のもと、入院・外来の患者さまに対し病状に合わせた栄養食事指導を行っています。
入院中では主に提供している治療食の説明や退院後の食事について、外来では自宅での食事療法について患者さまの生活スタイルに合わせて、献立や調理の工夫など具体的な提案も含めて継続して実施していけるようサポートしています。
栄養指導をご希望される方は医師または看護師へお声かけください。
Q:外来栄養指導はどんなことをしているの?
A:初回は疾患や食事療法についての説明のほか、普段どのような食習慣や食事内容なのかを質問しながら確認をさせていただき、「少し頑張ればできるかも・・!」という食事の目標を一緒に考えていきます。また運動についても食事と同様、できる範囲のプランを相談していきます。その後は日々の取り組みを定期的に確認しながら、目標とするゴールに近づいていけるよう、支援させていただいています。
面談日 | 月曜日〜土曜日 |
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時間 |
●月曜日〜金曜日 10:00 / 11:00〜 / 14:30〜 ●土曜日 10:00 / 11:00〜 ※予約制・相談時間約30分 |
場所 | 1F 面談室 |