リウマチ科について
関節が腫れる病気を主に診察する診療科です。代表的な疾患は関節リウマチですが、クラミジアによる反応性関節炎やウイルス・細菌に伴う関節炎などでも関節は腫れます。
リウマチ科は一般的に内科系・整形外科系医師の2種類に分かれ、前者は内服加療が中心となるのに対し、後者は手術療法が主体となり役割分担をしています。また、内科系リウマチ医は、関節リウマチに合併した臓器病変や他の自己免疫性疾患の合併なども考慮した目線で患者様に接することが要求されます。
近年では、高齢化を背景にリウマチ性疾患も高齢発症が増えてきております。当院での経験では高齢発症関節リウマチ・リウマチ性多発筋痛症/RS3PEが多い傾向があります。
当院でのリウマチ科の特徴
- 検診でリウマトイド因子が陽性であったとのことで来院される方がおられますが、関節炎などの身体所見がない場合は、特に治療の必要がないと説明しております。リウマチ性疾患では、全身の身体所見と臨床経過を重視し、必要に応じてCT検査・関節エコー・MRIを組み合わせ、除外診断も同時進行で進めながら最終診断となります。
- 痛風発作の診察も致します(発作がコントロールできれば高尿酸血症の治療がメインとなりますので、かかりつけの内科への紹介も致します)。
- 関節リウマチ・リウマチ性多発筋痛症・痛風などは外来通院が原則可能です。しかし、膠原病(全身性エリテマトーデス・シェーグレン病・強皮症・皮膚筋炎/多発性筋炎・混合性結合組織病・血管炎症候群・線維筋痛症など)は集学的治療や他科横断的治療が必要であり、当院では受け入れておりません。
- 当院での強みは、整形外科・リハビリテーション科との連携にあります。手・肩・肘・膝・股関節・脊椎といった、それぞれのスペシャリストとの距離の近さが患者様への利益にもつながると確信しております。
- リウマチケア看護師・日本リウマチ学会登録ソノグラファ-も在籍しており、リウマチ診療において患者様のメンタルケアなども行っております。
こんな症状のある方がリウマチ性疾患かも?
- 急に関節が腫れてきた。
- 両肩・両上腕の痛みが1か月以上続き、採血で炎症反応が高いといわれた。
- 左右差のある関節の腫れ(早期の関節リウマチでは1つの関節しか腫れないこともあります)や、なかなか治らない腱鞘炎が1か月以上続く。
当院での対象疾患(例)
関節リウマチ・回帰性リウマチ・リウマチ性多発筋痛症・RS3PE症候群・痛風・乾癬性関節炎・反応性関節炎・SAPHO症候群・掌蹠膿疱症性関節炎などのリウマチ性疾患
※他院にて治療歴のある患者様におかれましては、必ず紹介状をご持参くださるようお願い致します。
常勤医師
櫻井 正(さくらい ただし)
2014年4月より当院にて勤務しております。
2023年2月より新たにリウマチ科を開設し、リウマチ性疾患を担当させていただいております。
こわばり・関節痛(炎)・筋肉痛などを主症状としていらっしゃる患者様が多いと思います。当院で10年以上診察させていただいている患者様も増えて参りました。伊奈町の地域医療に貢献すべく今後とも頑張って参りたいと思います。
出身大学 | 弘前大学 |
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専門資格 |
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外来担当医表
受付 | 8:00ー12:00 | 13:00ー17:00 |
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診療 | 9:00ー12:30 | 14:00ー17:30 |
月 | 予約制なし 櫻井 正 | |
火 | 予約制なし 櫻井 正 | |
水 | 予約制なし 櫻井 正 4/1より | |
木 | ||
金 | 予約制なし 櫻井 正 | |
土 |
休診・代診
- 休診のお知らせ2025年07月28日(月)午後櫻井 正
- 休診のお知らせ2025年07月29日(火)午後櫻井 正
- 休診のお知らせ2025年07月30日(水)午後櫻井 正