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医療情報管理課では、診療情報を適切に管理・活用することを主な業務としています。“診療に関する記録や情報”は近年重要性を増しており、二次利用性を鑑みたデータ構築や精度管理が必要です。当課の業務は診療情報管理士という専門的な資格を有した職員が行っており、データ精度管理のみならず、それらを有効的に活用していくことが求められています。
主な業務
1. 診療記録の管理業務
診療記録が所定の様式と手順で作成され、的確に保管できるよう管理しています。
- 診療記録貸出(アリバイ管理)
- 内容監査
- スキャン業務
- 診療記録に関する文書の管理
2. 診療情報の活用業務
医療の質や効率の向上、安全性の向上のために、有効的に活用します。
- 各種統計
- クオリティインディケータ(QI、臨床指標)活用
3. DPCに関する業務
診療記録を元に適切なDPCデータとなるよう、精度管理をしています。また、データ分析により、経営・医療の質向上へ活用します。
- DPCコーティング監査
- DPC提出データ作成
- DPC分析
4. クリニカルパスに関する業務
医療サービスの標準化を推進するため、多職種と連携し取り組んでいます。
- クリニカルパスデータ管理
5. 症例登録業務
- がん登録
- NCD登録
6. 診療記録の開示に関する業務
7. その他院内での活動
各種委員会で積極的に提案・検討を重ね、院内全体で診療記録や診療情報の適切な管理=医療の質向上へとつなげられるよう、日々取り組んでおります。
診療記録の開示について
診療記録開示のご案内
当院では、個人情報保護法(法律第57号)ならびに医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス(厚生労働省)に則り、診療記録の開示を行っております。
診療記録の開示とは、患者さま等の求めに応じ、診療記録を閲覧に供すること、又は診療記録の写しを交付すること、又は診療記録の写真撮影による提供とし、
- 口頭による説明
- 説明文書の交付
- 診療記録の開示
などの方法を用いて、具体的な状況に即した適切な方法により行っております。
開示を申請することができる方
- 患者さま本人
- 患者さまに法定代理人がいる場合には法定代理人
- 診療契約に関する代理権が付与されている任意後見人
- 患者さま本人から代理権を与えられた親族及びこれに準ずる方
- 患者さまが成人で判断能力に疑義がある場合は、現実に患者さまの世話をしている親族及びこれに準ずる方
開示の申請方法
- 受付窓口にて診療記録開示を求める旨をお申し出ください。
- 担当者より診療記録開示に関する説明を行い「診療記録開示申込書」をお渡し致します。
- 開示申請申込時には、身分証明書等の確認をさせて頂きます。
- 患者さまよりご記入頂いた「診療記録開示申込書」をお預かりしてから概ね2週間を要します。
- 開示手続きが整いましたら、担当者より開示の日時のご連絡をさしあげます。
(診療記録等のコピーは実費が発生します。)
- 患者さま本人の心身の状況を著しく損なう恐れがある場合や、第三者の利益を害する恐れがある場合には提供申請に応じられないことがあります。ご了承ください。
診療記録の開示に要する費用
項目 | 詳細 | 料金 |
---|---|---|
開示基本料金 | 一律 | 3,300円 |
閲覧のみ | 30分につき | 3,300円 |
1.医師説明 | 30分につき | 5,500円 |
2.診療録等コピー代 | 白黒 1枚につき | 22円 |
カラー 1枚につき | 110円 | |
3.レントゲンコピー代 | 1枚につき | 1,100円 |
4.要約書 | 一律 | 11,000円 |
- 料金は税込み表示です。
-
開示基本料金 3,300円に申請者がご希望される 1.2.3.4の項目の金額が加算されます。
(例:診療録コピー(白黒10枚)の場合 ⇒ 3,300円 + 220円) -
閲覧、医師説明は30分を超えるごとに加算となります。
(例:医師説明1時間の場合 ⇒ 3,300円 + 5,500円 + 5,500円)