作業療法（OT）とは
作業療法部門では、急性期から維持期における内部疾患、脳血管疾患（脳梗塞・脳出血など）、骨折などの整形疾患により日常生活に支障が生じた患者さまに対し、動作練習を行なっています。また、動作面のみではなく認知機能面へのアプローチも行っております。
日常生活動作（ADL）練習
日常生活動作における動作支援を行い、家屋評価の情報をもとに、家庭での生活により近付けた模擬動作練習を行なっていきます。ADL動作に使用する物品（入浴、トイレ動作、洗濯等模擬的練習をする場所、台所）も充実しています。また、必要性に応じて各動作練習を行うとともに、患者さまのご自宅に手すりをつけるなど環境面についても提案していきます。
入浴動作練習
トイレ動作練習
機能練習
上肢や手指の機能的な練習のための、専門的な道具を使用しての治療の他、折り紙や籐細工等の手工芸を通しての治療も行なっています。また、身体的治療のみではなく高次脳機能面（脳血管疾患による合併症）へのアプローチも行い、患者さまを幅広くサポートしていきます。
上肢機能練習
高次脳機能検査
上肢機能練習
患者様の作品
手の外科
当院では手の外科専門医が在籍しており、怪我などによる手～腕の治療後のリハビリや、日常生活で生じた腱鞘炎などのリハビリを行っています。他院にて治療を行ったあとに紹介で来院される方もいます。
日常生活動作を用いた機能訓練
研修
作業療法部門にて勉強会を行っています。スタッフが様々な学会や研修会に参加し、その内容の伝達や症例検討会などを行なっています。