装置の特徴
- メーカー
- 富士フィルムメディカル株式会社
- 装置名
- AMULET Innovality
- 導入日
- 2019年2月

検査/装置説明
マンモグラフィ検査とは、触ってもわからないような早期の乳がんや非常に細かい石灰化を画像として表示する検査です。
通常、マンモグラフィ検査で得られる画像は2D画像のみのところ、当院の装置では3D(トモシンセシス)画像を同時に得ることが出来ます。3D画像ではより詳細に乳腺を観察することができます。
3D(トモシンセシス)詳しくはこちらをご覧ください。
検査の流れ・検査にかかる時間
準備
上半身の衣服をすべて脱ぎ、検査着に着替えて頂きます。
眼鏡、ピアス、ネックレスなどは外し、髪が長い方は結んで頂きます。
制汗剤等は画像上、病気のように見えてしまうことがある為、検査前にタオルで拭き取って頂き検査を行います。
検査
撮影装置の前に立ち、左右の乳房を片側ずつ台の上に乗せ、圧迫板という板で乳房を押さえるようにして撮影をします。
検査時間
検査時間は、撮影枚数により異なりますが、着替え時間を含めて、10分程度となります。
マンモグラフィ検査は女性技師が担当します。
不安なことや疑問点などがありましたら、お気軽にお尋ね下さい。

検査における注意点
- 動き(息止め)
- マンモグラフィ検査は体の動きに弱いため、乳房を圧迫板と言う板で挟んでいる間は動かないよう注意が必要です。息止めの合図はありません。自然に呼吸をしていてください。
- その他
-
健康診断を目的とする場合、以下の方はマンモグラフィ検査を受けられません。
- 授乳中、妊娠中の方
- 豊胸手術を受けている方
- 心臓ペースメーカーを装着している方
※外来受診では医師の指示により受けられる場合があります。
マンモグラフィ検査Q&A
Q: どうして圧迫するの?
A: 圧迫することで、乳腺組織を均一に伸ばし、乳腺の重なりが少なくなります。重なりが少なくなることで、鮮明に映し出せるようになり、病気が見つかりやすくなります。また、厚みが減ることで、少ない放射線で写真が撮れるようになるため、被ばくを少なくする効果があります。
Q: 痛みはあるの?
A: 乳腺と脂肪の量によって個人差があります。
また、生理前や生理中の胸が張っている時期では痛みを伴いやすくなります。生理が終わってからの検査をお勧めします。
さらに緊張して体に力が入っていると、より痛みを感じやすくなります。できるだけリラックスして、力を抜くことが痛みを和らげることに繋がります。
Q: いつまで乳がん検診を受ければいいの?
A: 検診に上限年齢はありません。
早期発見することで90%以上が治癒できると言われています。症状が無くても2年に1回の検査を推奨します。